スクーリング10年の流れ
2001年から行ってきた中医不妊症専門講座スクーリングの概要をご紹介いたします。2001年6月24日 「不妊症弁証論治セミナー」開催 | |
「不妊症弁証論治セミナー」が6月24日、東京・お茶の水スクエアで開催されました。 全国から200名近くの会員が参加され、会場は満席で熱気に包まれていました。 講義は前半が河野康文先生の「不妊症弁証論治」で女性不妊症・基礎編をもとに分類、原因の概論から、西洋医学的な月経の仕組み、さらに中医学的な女性生理を詳しく解説されました。 その後、叢法滋先生の「中成薬の人工周期療法(1988年)」を基に月経期…活血通経、卵胞期…滋陰+佐陽、排卵期…温陽活血、黄体期…温補腎陽を詳しく解説されました。 講義の後半は譚定長先生が「不妊症弁証論治の症例から」と題して、基礎体温表のタイプごとの症例を紹介、素晴らしい成果を披露されました。 このセミナーをきっかけに「不妊症専門部会」が発足しました。 |
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2002年10月27日 南京中医薬大学 夏 桂成教授来日 | |
不妊症周期調節法の第一人者、南京中医薬大学 夏 桂成教授が来日され、特別講義がありました。 「月経周期は必ず3・5・7のリズムで推移する」と画期的なお考えを披露されました。 夏 桂成教授のこの3・5・7数律の理論が周期療法の基本となり、後々の奥深い論理の展開を示すものとなります。 講演では「女性不妊不育病証」の<病因病理(腎陰虚、腎陽虚、心肝気鬱、瘀血、湿熱)>、それに基づく<弁証論治><補腎周期調節法>について、陰陽太極図と基礎体温表(BBT)、四期周期調節法(経後期、経間排卵期、経前期、行経期)について基本的な概念と具体的な治療法を提示されました。 |
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2004年8月28日~29日 | |
別府正志先生 「西洋医学的に見た不妊症概論」 |
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2005年6月4日 | |
イスクラ中医学講師 「太極八卦時辰時計と女性生殖リズム理論について」夏桂成先生著書より |
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2005年 8月27日~28日 (参加24名) | |
イスクラ中医学講師 「中医婦人科理論と実践」夏桂成先生著書より |
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2005年9月18日~19日 日本中医薬研究会 第6回女性大会 | |
南京中医薬大学 談勇先生 「生命育む(いのちはぐくむ)-周期療法とART」 |
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2006年 8月26日~27日 (参加28名) | |
イスクラ中医学講師 「周期療法における活血化瘀法の応用」 |
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2006年 10月14日~15日 (参加32名) | |
イスクラ中医学講師 「補腎薬の効果的な使い方及び安胎法について」 「不妊不育症与月経周期調理(卵巣性不妊不育)」夏桂成先生著書より |
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2007年4月14日~15日(参加41名) | |
聖路加国際病院 佐藤孝道先生 「不妊治療の基礎知識―現状と問題点―」 |
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2007年 8月4日~5日 (参加45名) | |
KKR札幌医療センター斗南病院 東口篤司先生 「薄い子宮内膜に漢方薬が有効である可能性がある」 |
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2007年9月16日 日本中医薬研究会 第7回全国女性大会 | |
聖路加国際病院 佐藤孝道先生 「不妊治療の現状と基礎知識」 |
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2008年 5月17日~18日 (参加45名) | |
京都足立病院 中山貴弘 先生 「生殖補助医療の有用性と限界」 |
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2008年 9月6日~7日(参加53名) | |
聖路加国際病院 佐藤孝道先生 「不妊治療の基本検査」 不妊カウンセラー 浜崎京子先生 「不妊カウンセラーとしての心得」 |
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2009年4月18日~19日(参加48名) | |
聖路加国際病院 佐藤孝道先生 「男性不妊」 |
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2009年8月29日~30日 (参加68名) | |
加藤レディースクリニック 竹原祐志先生 「加藤レディースクリニックで行われていること」(自然周期採卵とは、刺激周期と自然周期との違いなど) イスクラ中医学講師 「周期療法の中の補気薬について」 |
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2009年10月11日~12日日本中医薬研究会 第8回全国女性大会 | |
足立病院不妊治療センター 中山貴弘先生 「不妊治療 40歳からの妊娠力」 |
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2010年4月3日~4日(参加55名) | |
聖路加国際病院 佐藤孝道先生 「無月経」 イスクラ中医学講師 「海精宝の使用例報告」 |
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2010年8月21日~22日 (参加56名) | |
国際医療技術研究所 荒木重雄先生 「生殖医療に関わる疑問に答える」 イスクラ中医学講師 「不妊相談中の男性素因への対応」 |
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2011年8月27日~28日 (参加60名) | |
山王病院 リプロダクションセンター 藤原敏博先生 「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS )の病態・診断と治療」 イスクラ中医学講師 「PCO.PCOSの中医学弁証論治の基本」 |
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2012年8月25日~26日 (参加70名) | |
佐藤孝道 先生 「体外受精のための卵巣刺激(COS)」 |